髙平屋ものがたり

ご挨拶

当館がある北浦は、巻き網船団がいくつも存在して活気があり、自分が育った町です。
両親が切り盛りする『料亭 丸金』はこの町に根ざしており、日々が忙しく、幼い頃から人並みの時間に夕飯を食べられる事はありませんでした。

そんな生活が続く中、弟から「ご飯作ってよ」と言われ、初めて『人の為』に食事を作って食べさせたことがありました。
すると、弟が「しん兄ちゃん、チョーうめー」と言ってくれながら喜んで食べてくれました。
その姿を見て、なんとも言えないほどの嬉しさで感動した気持ちは今でも忘れません。

「自分が作った料理を食べて喜んでくれる事が、自分にとって嬉しくて楽しい……」

この事がきっかけで自分は料理人になろうと決意しました。

今でも、常にあの時の初心を忘れず料理を作らせていただいております。
お客様が喜んでくれる事が、自分の幸せです。

潮香ノ宿 髙平屋
髙平新之助


沿革

昭和54年 丸金創業

平成元年 料理処丸金 改装開店

平成25年 潮香ノ宿 髙平屋 新規開店

2004年から、宮崎県延岡市と大分県佐伯市を結ぶ海道筋で始まった『東九州伊勢えび海道』。
髙平屋の基本である『料亭 丸金』をはじめ、町内のお食事処も参加し、小さな港町である北浦町にも県内外から沢山のお客様に足を運んでいただけるようになりました。
そんな中、『ゆっくり食べたり飲んだりできるように、宿泊できないだろうか?』と、多数の要望をいただきました。それがきっかけとなり、より多くの方にもっと北浦の良さを感じていただきたいと思い、潮香ノ宿 髙平屋をオープンさせていただくこととなりました。

ぜひ、北浦町で獲れたばかりの新鮮な海の幸、旬の山の恵みをふんだんに使用した髙平屋ならではのお料理、そして家具や調度品にこだわった和モダンな雰囲気の客室で、ゆったりとした時間をお過ごしください。

潮香ノ宿 高平屋 食事処 丸金